査定前に知っておきたいコラム

車売却の際の瑕疵担保責任とは?

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長く乗り慣れた車もそろそろ乗り換えを考える時期、そんな時誰でも行うのが中古車としての売却です。
新たに新車、または中古車を購入する為の資金を作るには手っ取り早い方法ですから誰でもその手を使おうとするものです。

請求書

特に最近はインターネットの普及により申しこめば複数社から同時に査定を受けられることも出来るようになりました。
自力で店舗を回らずにしかも複数社から同時に受けて買取額を比較できるわけですからこれほど便利なものはありません。
しかし、同時にこの方法は多くのトラブルが発生する要因にもなってきています。

それが瑕疵担保責任請求、いわゆる二重査定と呼ばれるものです。

請求の一例

例えばですが車の持ち主をブライトさんとします。ブライトさんは5年間乗り続けた車を車の買取業者に買い取ってもらおうと複数社に見積もりを申し込み、結果一番査定額が高かったカーズ社に売却契約をしました。

しかし少し経ってから事態が変化します。
カーズ社から連絡があり「ブライトさんの車から隠れた瑕疵(※2)が見つかった」と告げられました。

この瑕疵担保責任(※1)はブライトさんにあると言われ査定額をその分下げさせてもらうということでした。
その金額は同時に受けた他車の見積もりと比べさらに低いものとなるため当然反発、契約のキャンセルを申し出ます。

しかしカーズ社より「車の輸送費、キャンセル料金を請求しますがよろしいですか?」と返されてしまい結局泣き寝入りしてしまいました。

これが瑕疵担保責任請求、二重査定です。

※1 瑕疵担保責任

瑕疵(かし)とは品質本来のその性能や品質を発揮しないことを指します。
時折報道番組で政治家の人などが「○○さんの発言には瑕疵がある」などと言いますがこの場合「○○さんの言っていることと実際が違う」という意味になります。

これが車の場合、クルマ本来の品質、これらは極端な例ですが車がまっすぐ走走らない、ブレーキがきかないなどということになります。

瑕疵担保責任とはこの瑕疵、「車を売却する人は本来の品質や性能を発揮しないマイナス部分を一切隠さずに公表する責任がある」ということです。

※2 隠れた瑕疵

車と女性

この瑕疵担保責任請求のトラブルで問題となるのがこの「隠れた瑕疵」です。

通常の瑕疵であれば角でドアを擦った、シートが破れた、後から軽く追突されたなど、車を運転してきた本人が一番わかっている話です。

しかし例えば車のエンジンの劣化は普通の人にどの程度把握ができるでしょうか?
日用でいちいちエンジンを分解して中の状態をチェックする人なんてそうそう居ないでしょうからこの部分になんらかのトラブルがあった場合、車の持ち主が把握できていないクルマ本来の品質、性能を発揮しない要素、それが隠れた瑕疵となります。

瑕疵担保責任はこの隠れた瑕疵、持ち主でも知り得ない不良箇所の責任も車の持ち主は責任を持たねばなりません。

しかしこの状況、知らなかったとはいえ金額決定してから契約後に一方的に通達されて請求されるのはどこか納得がいきません。
なぜこのような請求が通ってしまうのでしょうか?

疵担保責任の必要性

これまでの通り、車を売る場合、売り主に疵担保責任があるわけですがこの隠れた瑕疵により請求されるという状況、誰が考えても納得がいかないものでは有ると思います。

ではなぜこのような制度があるのでしょうか?
それを理解しやすくするには状況を入れ替えてみるとわかりやすくなります。

ブライトさんが中古車を買う顧客でカーズ社が中古車を販売する立場に入れ替えてみます。
この状況でブライトさんがカーズさんで見聞きした車の状況、事故の有無などを納得して契約したとします。

しかしその後頻発にエンジントラブルが発生、よくよく調べてみるとエンジンに大きな故障があり、それについては契約時に触れられていなかったのです。

この場合、疵担保責任は販売したカーズ社にありますからもちろんブライトさんはカーズ社にクレームを入れて話は揉め事になっていくでしょう。

こういった状況を未然に防ぐためにカーズ社は車の買取をする前に疵担保責任の請求を行い販売後のトラブルを未然に防ぐ必要があるわけです。

これならなんとなく疵担保責任請求の必要性を理解しやすいのではないでしょうか。

理不尽な疵担保責任請求

しかし隠された瑕疵というものは中には本当に見つかりにくくて見逃してしまった物であるべきです。
エンジンの劣化や損傷など、一般人には分かり難い部位などは特にそうですが本来はそういった部分こそしっかりと査定で調べられるべきところです。

中には最初の査定でロクに調べず契約を高額で結んでから「隠された瑕疵が見つかった」と請求を出して金額を引き下げる業社もあります。

そもそも査定時において問題点が見つからないという事が本来めったにある話でありません。
これは査定側にも大きな問題が有るとも言える話です。

査定のスタッフというのは査定専門のプロ、職人でもあります。
そういった方が修復歴を知らなかった、異常を見逃したなどということであればそれは大きな問題です。

しかしこういったトラブルの場合、面倒なのがこのエンジンの異常が持ち主が知らない間に悪くなったものか、前オーナーが異常を黙っていたまま売却し、今の持ち主にまで届いてしまったのかわからないのが問題となります。

責任は誰にあるのか

今回のトラブルとなっているエンジンですがこれを所有者が「なんとなく調子が悪いけど別にいいか」と伝えずに黙っていたのであればこれは完全に疵担保責任請求の対象ですが、これがもしも前オーナーが異常を黙って売却し、今の所有者に渡った場合、疵担保責任請求自体は免れませんが「隠れた瑕疵があった」事実を知ってから1年以内に車を購入した販売店に責任を追求できます。

こういったトラブルが発生した場合はまずは落ち着いて公道をするようにしましょう。
請求内容に応じるべきかどうか悩むことがあるようならまずは消費者生活センターへ相談へ行きましょう。

疵担保責任請求なんて滅多にない

ここまで疵担保責任請求、二重査定について書いてきましたが現実にはそうそう起こり得るものではありません。
よっぽど最初から減額目的で適当な査定を行い高額の買取価格をつけるようなあくどい業社ももちえろん存在はしますが滅多に出会うこともないでしょう。

しかしそういった業社に当たらない可能性も全く無いわけではありません。
特にインターネットでの同時査定で妙に高額をつけてくる業社があれば疑ってみると良いでしょう。

また、買い取りの業社がJADRIに加盟しているかどうかを確認するのも重要です。

JADRIは中古車業界健全化を目的としている団体で、ここに加盟している業社は二重査定を禁じられています。
中古車の一括査定サイトにはこのJADRIに加盟している業社のみ査定を受けられるところも多いのでまずはそれを確認するとよいでしょう。

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